ドバイ旅行の持ち物完全ガイド|砂漠の近未来都市を快適に楽しむための準備リスト

ドバイ旅行の持ち物
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アラビア湾に面するドバイは、世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」、人工島「パーム・ジュメイラ」、豪華なショッピングモール、そして伝統的なスーク(市場)が共存する、砂漠の中の近未来都市です。

中東のハブとして急速に発展したこの都市は、超高層ビル群の絶景、砂漠でのサファリ体験、ラグジュアリーなホテル、世界中のグルメが楽しめる国際的な旅行先として人気を集めています。

日本から約11〜12時間の直行便でアクセスでき、治安の良さ、充実したインフラ、英語が広く通じることから、中東旅行の入門地としても最適です。

しかし、快適なドバイ旅行を実現するためには、イスラム文化への配慮、砂漠気候への対応、高級リゾートでのマナーなど、適切な準備が欠かせません。

本記事では、ドバイ旅行に必要な持ち物を、必需品から文化対応アイテム、砂漠対策グッズまで、詳しく解説していきます。

初めてのドバイ旅行でも、リピーターの方でも、この記事を参考にして完璧な準備を整え、伝統と革新が融合するドバイでの素晴らしい時間を過ごしてください。

目次

ドバイ入国に必要な書類

アラブ首長国連邦(UAE)の一員であるドバイは、入国には適切な書類と手続きが必要です。

日本国籍の場合、観光目的での短期滞在にはビザが不要ですが、いくつかの重要な条件と書類を準備する必要があります。

スムーズな入国審査を実現するために、必要な書類をしっかりと確認しましょう。

パスポートと有効期限

ドバイ旅行において最も重要なのが、有効なパスポートです。

日本国籍の場合、UAEへの観光目的での滞在は30日以内であればビザ免除で入国でき、到着時に自動的に30日間の滞在許可スタンプが押されます。

パスポートの有効期限は、UAE入国時に6ヶ月以上残っていることが必須条件です。

この6ヶ月という期間は厳格に適用されるため、有効期限が切れる直前のパスポートでは入国を拒否される可能性があります。

また、パスポートの査証欄に十分な余白があることも確認しておく必要があります。

入国スタンプを押すスペースが必要なため、最低でも見開き2ページ以上の余白があることが推奨されます。

パスポートのコピーを別に持参するか、スマートフォンで顔写真ページを撮影しておくことで、万が一の紛失時にも対応しやすくなります。

ドバイでは、ホテルのチェックイン時にパスポートの提示を求められることが一般的であるため、常に携帯できるよう準備しておくことが重要です。

また、ドバイから陸路でアブダビやオマーンなど、他の首長国や国へ移動する予定がある場合も、必ずパスポートを携帯する必要があります。

パスポートにイスラエルの入国スタンプがある場合、UAEへの入国が拒否される可能性があったのは過去の話で、2020年のアブラハム合意以降、イスラエルのスタンプがあっても入国できるようになりました。

帰りの航空券の確認書

ドバイ入国時には、帰国便または次の目的地への航空券を所持していることが確認される場合があります。

往復航空券を予約している場合は、Eチケット控えを印刷して持参するか、スマートフォンに保存しておくことで、入国審査時に提示できます。

復路便の便名、出発日時、航空会社名などを記載したメモを作成しておくことで、口頭で質問された際にも迅速に答えられます。

ホテルの予約確認書も、英語で印刷またはスマートフォンに保存しておくと、滞在先を証明する際に役立ちます。

ドバイの入国審査は、他の中東諸国に比べると比較的スムーズですが、準備をしっかりしておくことで、さらに安心して手続きを進められます。

入国審査官から質問された際には、簡潔に英語で答えることが推奨されます。

虚偽の情報を伝えることは絶対に避け、正直に答えることが最も重要です。

ドバイの入国審査では、顔認証システムや自動化ゲートが導入されており、日本国籍の場合、比較的短時間で入国手続きが完了します。

ただし、初回訪問時は有人カウンターでの審査となることもあります。

入国カードと税関申告

2024年現在、UAEでは紙の入国カードは廃止され、入国審査時にパスポートをスキャンするだけで情報が登録されるシステムになっています。

ただし、税関申告書は機内で配られることがあり、申告すべき物品がある場合は記入が必要です。

UAEへの持ち込みが制限されているものには、アルコール類、豚肉製品、特定の医薬品、ドローン、電子タバコなどがあります。

特に、アルコールは免税店で購入した場合でも、一定量を超える場合は税関で申告が必要です。

豚肉製品やアルコールを含む食品は、イスラム教の戒律により持ち込みが制限されているため、注意が必要です。

医薬品については、処方薬を持参する場合は、英文の処方箋や診断書を用意しておくことが推奨されます。

特に、向精神薬や麻薬性鎮痛剤などは、厳格な規制があり、必要書類がないと没収される可能性があります。

ドローンの持ち込みには、事前の許可が必要であり、許可なく持ち込むと没収される可能性があるため、注意が必要です。

電子タバコ(VAPE)も、以前は持ち込み禁止でしたが、現在は許可されています。

ただし、公共の場での使用は制限されているため、使用できる場所を確認する必要があります。

海外旅行保険証

ドバイは医療水準が非常に高い国ですが、外国人向けの医療サービスは極めて高額です。

海外旅行保険への加入は、安心して旅行を楽しむための重要な準備です。

クレジットカード付帯の保険もありますが、補償額が十分でない場合も多いため、別途手厚い補償の保険に加入することが推奨されます。

海外旅行保険の重要性

・特に、傷害治療費用と疾病治療費用の補償額は、最低でも500万円以上、できれば1000万円以上のプランを選ぶことが理想的

・ドバイは医療費が非常に高額で、救急車の利用だけでも数万円、入院となれば数百万円かかることもあるため、十分な補償が必須

・保険証券は印刷して持参し、緊急連絡先の電話番号をスマートフォンに登録しておくことで、万が一の際に迅速に対応できる

キャッシュレス診療が受けられる保険を選ぶことで、高額な医療費を立て替える必要がなくなります。

また、携行品損害補償や航空機遅延補償なども含まれている保険を選ぶことで、荷物のトラブルやフライトの遅延にも対応できます。

砂漠サファリやウォーターパークなどのアクティビティを予定している場合は、それらの活動も補償対象に含まれているか確認することが重要です。

イスラム文化に配慮した服装

ドバイは、中東の中では比較的リベラルな都市ですが、イスラム教が国教であり、公共の場では文化的な配慮が求められます。

適切な服装を準備することで、現地の文化を尊重し、快適に観光を楽しむことができます。

ドレスコードを守ることは、トラブルを避けるためにも重要です。

公共の場での基本的な服装

ドバイでは、ショッピングモールや公共交通機関、レストランなど、公共の場では控えめな服装が求められます。

過度な露出は避け、肩や膝が隠れる服装を基本とすることが推奨されます。

男性の場合、Tシャツや襟付きシャツに長ズボンという服装が適切で、タンクトップやビーチウェアで街中を歩くことは避けるべきです。

ショッピングモールなどでは、短パンは許容されますが、あまりにも短いものや、体にぴったりとしたタイトなものは避けることが推奨されます。

女性の場合、肩と膝が隠れる服装が基本で、タンクトップやミニスカート、ボディラインが強調される服装は避けるべきです。

ただし、ドバイは国際的な都市であるため、他の中東諸国ほど厳格ではなく、膝丈のワンピースや七分袖のトップスなどは問題ありません。

スカーフで髪を覆う必要は基本的にありませんが、モスクを訪問する場合は必須となります。

ショッピングモールやホテル内は冷房が非常に強く効いているため、薄手のカーディガンやストールを持参することで、寒さ対策と服装の調整ができます。

ドバイの夏は非常に暑いですが、室内は冷房が強いため、体温調節できる重ね着スタイルが推奨されます。

公共の場で過度な露出をしていると、警備員から注意を受けたり、最悪の場合、罰金を科される可能性もあるため、服装には注意が必要です。

モスク訪問時の服装

ドバイには、世界的に有名なジュメイラ・モスクをはじめ、美しいモスクが多数あります。

モスクを訪問する際には、厳格な服装規定があるため、適切な準備が必要です。

女性は、全身を覆う服装が必須で、頭髪を覆うスカーフ(ヒジャブ)、長袖のトップス、足首まで隠れる長いスカートまたはパンツが必要です。

体のラインが出ない、ゆったりとした服装が推奨されます。

多くのモスクでは、入口で無料のアバヤ(黒い長衣)やスカーフをレンタルできますが、自分で準備しておくとスムーズです。

男性は、長ズボンと襟付きのシャツが推奨され、短パンやタンクトップは不可です。

モスクに入る際には、靴を脱ぐ必要があるため、脱ぎやすい靴を選ぶと便利です。

大判のストールやスカーフを持参しておくことで、モスク訪問だけでなく、冷房対策や日差し対策にも使えるため、一石二鳥です。

ジュメイラ・モスクでは、非イスラム教徒向けのガイドツアーが実施されており、イスラム文化について学ぶことができます。

このツアーに参加する際にも、適切な服装が必須です。

モスクは、信仰の場であるため、文化と宗教を尊重する姿勢が重要です。

適切な服装で訪問することは、現地の人々への敬意を示すことにもつながります。

ビーチやプールでの服装

ドバイには、美しいビーチやラグジュアリーなプールが数多くあり、水着での滞在を楽しむことができます。

ただし、ビーチやプール以外の場所では、水着の上に羽織りものを着用することが求められます。

ホテルのプライベートビーチやプールサイドでは、ビキニやワンピースタイプの水着、男性の場合はサーフパンツなど、通常の水着を自由に着用できます。

ただし、公共のビーチでは、やや控えめな水着が推奨されます。

女性の場合、ビキニよりもワンピースタイプやタンキニの方が、文化的な配慮ができます。

男性の場合、ブリーフタイプの水着は避け、ボードショーツやサーフパンツを選ぶことが推奨されます。

ビーチやプールからホテルのロビーやレストランへ移動する際には、必ず水着の上にカバーアップやパレオ、Tシャツなどを着用する必要があります。

水着のままでホテルのロビーやエレベーターを歩くことは、マナー違反とされます。

ラッシュガードは、日焼け防止とクラゲなどの海洋生物から肌を守る役割があり、ドバイのような日差しが強い地域では推奨されます。

ビーチサンダルは、ビーチやプールサイドでの移動に便利ですが、ホテルの外へ出る際には、適切な靴に履き替えることが推奨されます。

高級レストランやバーでの服装

ドバイには、世界中から一流のレストランやバーが集まっており、ドレスコードがある場所も多くあります。

特に、高級ホテル内のレストランやルーフトップバーでは、スマートカジュアルまたはフォーマルな服装が求められます。

男性の場合、襟付きシャツに長ズボン、革靴という服装が基本で、ジャケットの着用が推奨される場所もあります。

短パン、サンダル、スニーカーは、高級レストランでは不適切とされます。

女性の場合、ワンピースやブラウスにスカートまたはパンツという服装が適切で、エレガントなスタイルが推奨されます。

ただし、過度な露出は避け、肩や膝が隠れる程度の服装が安全です。

アトモスフィア(ブルジュ・ハリファ内)、アル・マハラ(ブルジュ・アル・アラブ内)など、超高級レストランでは、厳格なドレスコードがあるため、事前に確認しておくことが重要です。

訪問予定のレストランやバーのウェブサイトで、ドレスコードを確認しておくことが推奨されます。

適切な服装で訪問することで、入店を拒否されるリスクを避けられます。

ドバイは、カジュアルな雰囲気の場所から超高級な場所まで、様々なレストランがあるため、訪問する場所に応じて服装を変える必要があります。

砂漠気候に対応する持ち物

ドバイは砂漠気候で、夏季(5月〜9月)は気温が40〜50度に達し、冬季(11月〜3月)でも20〜30度程度と一年を通じて暑い気候です。

適切な暑さ対策グッズを準備することで、快適に観光を楽しめます。

強烈な日差しと乾燥した空気への対応が重要です。

日焼け止めとサングラス

ドバイの日差しは非常に強く、適切な日焼け対策をしないと、短時間で深刻な日焼けをしてしまいます。

日焼け止めは、SPF50以上、PA++++の最高レベルのものを選び、汗に強いウォータープルーフタイプが理想的です。

ドバイでも日焼け止めは購入できますが、日本製のものは肌に優しく、使用感も良いため、日本から持参することをお勧めします。

屋外での観光では、2〜3時間おきに塗り直すことが推奨されており、汗をかいた後は、その都度塗り直すことで効果を維持できます。

顔用、体用と分けて持参すると、より快適に使用できます。

サングラスは、強い日差しから目を守るために必須で、UVカット機能が付いた質の良いものを選びましょう。

ドバイでは、サングラスをかけることが一般的であり、観光客だけでなく地元の人々も日常的に着用しています。

偏光レンズのサングラスは、砂の反射を抑える効果があり、砂漠サファリなどで特に有効です。

帽子は、直射日光を避けるために重要で、特につばの広いハットタイプは、顔全体を日差しから守ることができます。

キャップタイプの帽子は、カジュアルな観光に適しており、風で飛ばされにくいという利点もあります。

折りたたみ式の帽子を選べば、使わない時はバッグにコンパクトに収納でき、荷物の負担も減らせます。

ドバイの日差しは、日本の真夏よりもさらに強いため、日焼け対策は万全にする必要があります。

水分補給と熱中症対策

ドバイの気温は一年を通じて高く、特に夏季は命に関わるほどの暑さになります。

こまめな水分補給が最も重要で、マイボトルを持参して定期的に水を飲む習慣をつけましょう。

水分補給の重要性

・ドバイのコンビニエンスストアやスーパーマーケットでは、ペットボトルの水が安価に購入できる

・水道水は飲用可能だが、硬水であるため、日本人の体質に合わない場合もあり、ミネラルウォーターを購入することが推奨される

・マイボトルに購入したミネラルウォーターを入れて持ち運ぶことで、いつでも水分補給ができる

保冷機能付きのボトルを選べば、暑いドバイでも冷たい飲み物を長時間保つことができます。

塩分補給のための塩飴や経口補水液も、熱中症予防に効果的です。

長時間の屋外観光や、砂漠サファリなどでは、これらを携帯しておくと安心です。

冷却グッズとして、冷感タオルや携帯用扇風機があると、暑さをしのぐのに役立ちます。

冷感タオルは、水で濡らして絞るだけで冷たくなり、首に巻いておくことで体温の上昇を抑えられます。

携帯用扇風機は、首から下げるタイプや手持ちタイプなど、様々な種類があり、外出時の暑さ対策に便利です。

ドバイでは、昼間の最も暑い時間帯(12時〜15時頃)は、屋内で過ごすことが推奨されます。

この時間帯に外出する場合は、こまめに冷房の効いた建物に入って休憩することが重要です。

乾燥対策グッズ

ドバイは砂漠気候で非常に乾燥しており、湿度は10〜20%程度しかありません。

適切な乾燥対策をしないと、肌荒れや喉の痛み、脱水症状などを引き起こす可能性があります。

保湿クリームやリップクリームは必携で、こまめに塗ることで肌の乾燥を防げます。

特に、リップクリームは乾燥で唇が荒れやすいため、常に携帯することが推奨されます。

ハンドクリームも、手の乾燥を防ぐために有効です。

目薬も、乾燥した空気で目が乾きやすいため、持参すると快適に過ごせます。

コンタクトレンズを使用している方は、特に注意が必要で、目薬やコンタクトレンズ用の保湿液を持参することが推奨されます。

喉の乾燥を防ぐために、のど飴やトローチも持参すると良いでしょう。

ホテルの部屋は、エアコンが効いているため、さらに乾燥しやすい環境です。

携帯用の加湿器があると、部屋の乾燥を軽減できますが、荷物になるため、濡れタオルをハンガーにかけておくという簡易的な方法も効果的です。

マスクも、乾燥した空気から喉を守るために有効ですが、ドバイでは日常的にマスクを着用する習慣がないため、やや目立つ可能性があります。

砂漠サファリ用の持ち物

ドバイ観光のハイライトの一つが、砂漠サファリです。

4WD車で砂丘を駆け抜けるデューンバッシング、ラクダ乗り、ベリーダンスショーなど、様々なアクティビティを楽しめます。

砂漠サファリには、特別な準備が必要です。

サングラスとスカーフは、砂埃から目と口を守るために必須です。

デューンバッシング中は、砂が舞い上がるため、サングラスがないと目を開けていられません。

スカーフやバンダナを口に巻くことで、砂を吸い込むのを防げます。

長袖のシャツと長ズボンは、日焼け防止と砂から肌を守るために推奨されます。

砂漠は昼間は非常に暑いですが、日没後は気温が急激に下がるため、薄手のジャケットやカーディガンも持参すると良いでしょう。

閉じた靴(スニーカーなど)は、砂が入らないため、サンダルよりも快適です。

ただし、砂漠キャンプでは靴を脱ぐ場所もあるため、脱ぎやすい靴が便利です。

カメラやスマートフォンは、砂漠の美しい夕日を撮影する絶好の機会ですが、砂埃からデバイスを守るために、ジップロックなどの密閉袋に入れておくことが推奨されます。

モバイルバッテリーも、砂漠では充電する場所がないため、必携です。

電子機器と通信手段

現代の旅行において、スマートフォンやカメラなどの電子機器は欠かせません。

ドバイでも快適にこれらのデバイスを使用するための準備を整えましょう。

適切な通信手段を確保することで、地図の確認、レストランの検索、配車アプリの利用など、様々な場面で便利に活用できます。

変換プラグと電圧の確認

ドバイの電源プラグは、Gタイプ(3つ穴の角ピン)が主流で、日本のAタイプとは異なります。

変換プラグは必須アイテムであり、これがなければ電子機器の充電ができません。

Gタイプの変換プラグを用意すれば、ドバイで使用できます。

マルチタイプの変換プラグを選べば、ドバイ以外の国でも使用できるため、将来的な旅行にも役立ちます。

電圧は日本の100Vに対してドバイは220〜240Vと大きく異なりますが、最近のスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、デジタルカメラの充電器は、ほとんどが100〜240Vの全世界対応になっているため、そのまま使用できます。

充電器のラベルやマニュアルで「INPUT: 100-240V」という表示があれば、ドバイでも問題なく使用できます。

一方、ドライヤーやヘアアイロンなど、高出力の電気製品は、日本国内専用(100V)のものが多いため、そのままドバイで使用すると故障や発火の原因になります。

ただし、ほとんどのホテルにドライヤーが備え付けられているため、持参する必要はありません。

複数の電子機器を充電する必要がある場合は、USB充電ポートが複数あるマルチポート充電器を持参すると、コンセントの数が限られている場合でも便利です。

延長コードや電源タップを持参することで、ホテルの部屋でコンセントが遠い場所にある場合や、数が少ない場合でも充電環境を整えやすくなります。

ドバイの高級ホテルでは、部屋に各国対応のユニバーサルコンセントが設置されていることも多いですが、念のため変換プラグを持参しておくことが推奨されます。

インターネット接続の準備

ドバイは、インターネットインフラが非常に整った都市で、高速で安定した通信環境が利用できます。

適切な通信手段を選ぶことで、快適にオンラインサービスを利用できます。

ポケットWi-Fiのレンタルは、複数人で旅行する場合や、複数のデバイスを同時に接続したい場合に便利です。

日本の空港で受け取りと返却ができ、ドバイ全域でインターネットが使用できます。

現地SIMカードは、SIMフリーのスマートフォンを持っている場合に利用でき、ドバイ空港やコンビニ、携帯ショップで購入できます。

du、Etisalatなどの大手キャリアのプリペイドSIMが一般的で、7日間のデータプランが50〜100ディルハム(約2000〜4000円)程度です。

eSIMは、物理的なSIMカードが不要で、オンラインで購入して設定するだけで使用でき、最近のiPhoneや一部のAndroid端末で利用可能です。

携帯電話会社の海外ローミングサービスも利用できますが、料金が高額になる傾向があるため、事前に料金プランを確認することが重要です。

ドバイのホテル、カフェ、ショッピングモールなどでは、無料Wi-Fiが提供されていることが多く、特にドバイモールやモール・オブ・ジ・エミレーツなどの大型ショッピングモールでは、高速Wi-Fiが無料で利用できます。

ただし、セキュリティ面でのリスクもあるため、重要な情報のやり取りは避けることが推奨されます。

オフライン地図をダウンロードしておくことで、インターネット接続がない状況でも地図を確認できます。

Google Mapsでは、事前に特定のエリアの地図をダウンロードしておく機能があり、これを活用すればデータ通信量も節約できます。

ドバイは道路が整備されており、迷いにくい街ですが、オフライン地図があるとさらに安心です。

ドバイでは、一部のVoIPサービス(Skype、FaceTime、WhatsApp通話など)が制限されていることがあるため、注意が必要です。

ただし、近年は規制が緩和されつつあり、多くのサービスが利用できるようになっています。

スマートフォンアプリの準備

ドバイ旅行を快適にするために、いくつかの便利なアプリを事前にインストールしておくことをお勧めします。

ドバイは、アプリを活用することで効率的に移動やサービスを利用できます。

配車アプリのUberとCareemは、ドバイでタクシーを呼ぶ際に非常に便利で、料金も事前に確定するためぼったくりの心配がありません。

Careemは、中東発の配車アプリで、ドバイでは非常に普及しており、Uberよりも若干安価なこともあります。

便利なアプリの準備

・Dubai Metroアプリは、ドバイメトロの路線図や運行情報を確認でき、移動計画に役立つ

・Google Mapsは、道案内だけでなく、レストランや観光スポットの検索にも使える

・Google翻訳アプリは、アラビア語の看板やメニューを撮影するだけで翻訳できるカメラ翻訳機能があり、アラビア語が読めない場合に役立つ

ドバイでは英語が広く通じますが、ローカルな場所ではアラビア語のみの表示もあるため、翻訳アプリがあると便利です。

事前にアラビア語のデータをダウンロードしておけば、オフラインでも使用できます。

TripAdvisorやZomatoなどのレビューアプリは、レストランや観光スポットの評価や口コミを確認でき、失敗しない店選びに役立ちます。

通貨換算アプリも、買い物の際に便利です。

XE CurrencyやCurrency Converterなどのアプリをインストールしておくと、UAEディルハムと日本円の換算がすぐにできます。

モバイルバッテリーとカメラ

ドバイは暑く、スマートフォンのバッテリー消費も激しくなります。

GPSナビゲーション、写真撮影、SNS投稿、配車アプリの使用など、スマートフォンを頻繁に使用するため、モバイルバッテリーは必携です。

容量は10000mAh以上のものを選べば、スマートフォンを2〜3回フル充電でき、一日中安心して使用できます。

ただし、モバイルバッテリーは航空機の預け入れ荷物には入れられず、必ず機内持ち込み荷物に入れる必要があります。

複数のUSBポートがあるモバイルバッテリーを選べば、スマートフォンとカメラを同時に充電できて便利です。

暑い環境では、バッテリーの劣化が早まる可能性もあるため、高品質なモバイルバッテリーを選ぶことが推奨されます。

充電ケーブルも予備を持参しておくと、断線や紛失のリスクに対応できます。

ドバイの近未来的な建築物や砂漠の風景を撮影する機会が多いため、カメラのバッテリーは複数持参することを推奨します。

ブルジュ・ハリファ、ブルジュ・アル・アラブ、パーム・ジュメイラ、砂漠の夕日など、写真に収めたい場所が数多くあります。

三脚があると、夜景撮影やタイムラプス撮影に便利ですが、一部の観光地では三脚の使用が制限されていることもあるため、事前に確認することが推奨されます。

ドローンの使用には、事前の許可が必要であり、許可なく飛ばすと罰金や逮捕の可能性があるため、注意が必要です。

支払い手段と現金の準備

ドバイは、キャッシュレス化が非常に進んでおり、クレジットカードやデジタル決済が広く受け入れられています。

ただし、一部の小規模な店舗や市場では現金が必要な場合もあります。

適切な支払い手段を準備することで、ドバイでの買い物や食事がスムーズになります。

クレジットカード

ドバイでは、Visa、Mastercard、American Expressなど、主要なクレジットカードが広く使用でき、ほとんどの店舗やレストランで利用可能です。

最低2枚のクレジットカードを持参することで、万が一のカードトラブルにも対応できます。

ドバイは、世界でも有数のキャッシュレス先進都市であり、タクシー、レストラン、ショッピングモール、スーパーマーケットなど、ほとんどの場所でクレジットカードが使えます。

クレジットカードには、海外旅行保険が付帯しているものも多いため、所有しているカードの補償内容を出発前に確認しておくことをお勧めします。

カードの紛失や盗難に備えて、カード会社の緊急連絡先もメモしておくと安心です。

また、クレジットカードの暗証番号を確認しておき、サインレス決済にも対応できるよう準備しましょう。

ドバイでは、タッチ決済(コンタクトレス決済)が広く普及しているため、対応カードを持参すると非常に便利です。

少額の支払いであれば、カードをタップするだけで決済が完了します。

ドバイは治安が良い都市ですが、クレジットカードのスキミング被害も報告されているため、カードを使用する際には、店員の手元から目を離さないことが重要です。

ATMを使用する際にも、周囲に不審な人物がいないか確認し、暗証番号を入力する際には手で隠すなどの対策を取りましょう。

現金とUAEディルハムの両替

現金は、一部の小規模な店舗や伝統的なスーク(市場)、チップの支払いなどで必要になります。

日本円をUAEディルハムに両替する方法は、日本国内の銀行や空港、ドバイ現地の両替所など、いくつかの選択肢があります。

一般的には、ドバイ到着後、現地の両替所で両替するほうが、レートが良いため推奨されます。

ドバイ空港には、多数の両替所があり、24時間営業のところもあります。

ただし、空港の両替所はレートがやや悪いため、少額だけ空港で両替し、残りは市内の両替所で両替するのが最も賢い方法です。

市内では、ショッピングモール内や商業地区に多数の両替所があり、レートが良く、安全性も高いため、多くの旅行者が利用しています。

旅行期間や予定によって異なりますが、1週間程度の旅行であれば、500〜1000ディルハム程度の現金を用意しておくと安心です。

ドバイは物価が高いですが、ほとんどの支払いをクレジットカードで済ませられるため、現金は最小限で問題ありません。

日本円で2万〜4万円程度に相当する金額です。

小額紙幣(10ディルハム、20ディルハム、50ディルハム)を多めに持つことで、チップの支払いや小規模な店舗での買い物に便利です。

両替の際には、小額紙幣を混ぜてもらうよう依頼することができます。

また、ドバイのATMでは、日本のクレジットカードやデビットカードを使用して現地通貨を引き出すこともできます。

国際キャッシング機能が付いたカードを持っていれば、必要な時に必要な金額だけを引き出せるため、大量の現金を持ち歩くリスクを避けられます。

ただし、ATM手数料とキャッシング手数料がかかるため、事前に自分のカードの手数料を確認しておくことが重要です。

UAEディルハムは、1ディルハムが約40円(2024年現在)という換算率で、概算として「ディルハムを40倍する」という方法で、おおよその日本円換算ができます。

チップ文化について

ドバイには、欧米のようなチップ文化がありますが、義務ではなく感謝の気持ちを示すものです。

サービスに満足した場合に渡すことが一般的です。

レストランでは、サービス料として10%が会計に含まれていることが多く、追加でチップを渡す必要は基本的にありません。

ただし、特別なサービスを受けた場合や、高級レストランでは、10〜15%程度のチップを追加で渡すこともあります。

ホテルのベルボーイには、荷物を運んでもらった場合、5〜10ディルハム程度を渡すことが一般的です。

ハウスキーピングには、一日につき5〜10ディルハム程度を枕元に置いておくことが慣例です。

チップの相場

・タクシーやUberでは、チップは基本的に不要だが、荷物の積み下ろしを手伝ってもらった場合は、数ディルハム程度を渡すと良い

・スパやマッサージでは、サービスに満足した場合、料金の10〜15%程度のチップを渡すことが一般的

・ツアーガイドやドライバーには、一日のツアーが終わった際に、20〜50ディルハム程度のチップを渡すことが一般的

ドバイのチップ文化は、義務ではなく感謝の気持ちを示すものであるため、サービスに満足した場合に渡すという考え方が基本です。

無理にチップを渡す必要はありませんが、良いサービスを受けた場合には、少額でも渡すことで現地の人々との良好な関係を築くことができます。

ドバイ特有の便利グッズ

ドバイ旅行をより快適にするために、現地の環境や文化に特化した便利グッズを準備しましょう。

これらは必須というわけではありませんが、持っていると様々な場面で役立つアイテムです。

近未来都市と伝統文化が融合するドバイでの体験を、より充実したものにする準備をしましょう。

メトロカード(Nolカード)

ドバイの公共交通機関を利用する予定がある方は、Nolカードを購入することをお勧めします。

Nolカードは、ドバイメトロ、トラム、バス、水上バスで使用できるICカードで、日本のSuicaやPASMOに相当します。

ドバイメトロの駅やコンビニで購入でき、カード代は25ディルハム(約1000円)で、そのうち19ディルハムがチャージ済み残高です。

チャージ式で繰り返し使用でき、残高がなくなったら駅の券売機やコンビニでチャージできます。

ドバイメトロは、主要な観光地やショッピングモールを結んでおり、非常に便利な交通手段です。

ブルジュ・ハリファ、ドバイモール、マリーナエリアなど、多くの観光地にメトロでアクセスできます。

メトロは清潔で快適、かつ時間に正確であるため、タクシーよりも安価に移動できます。

ただし、金曜日は運行時間が短縮されることがあるため、事前に確認することが推奨されます。

Nolカードがあれば、毎回チケットを購入する手間が省け、割引料金で利用できるため、公共交通機関を頻繁に利用する予定がある方は必携です。

エコバッグとショッピングバッグ

ドバイでも、環境保護の観点からプラスチック製レジ袋の使用が制限されており、スーパーマーケットでは有料または提供されないことがあります。

エコバッグを持参することで、買い物が便利になるだけでなく、環境保護にも貢献できます。

折りたたみ式のコンパクトなエコバッグを、メインバッグの中に入れておけば、急な買い物にも対応できます。

ドバイは、ショッピング天国として知られており、ドバイモール、モール・オブ・ジ・エミレーツ、ゴールドスーク、スパイススークなど、多彩な買い物スポットがあります。

大きめのトートバッグやショッピングバッグがあると、複数の店舗で購入したものをまとめて持ち運べます。

特に、スーク(伝統的な市場)での買い物では、ビニール袋に入れてくれることもありますが、破れやすいこともあるため、丈夫なエコバッグがあると安心です。

また、濡れたタオルや衣類を入れるための防水性のあるバッグやジップロックも持参しておくと、他の荷物を濡らさずに済みます。

複数のサイズの密閉袋を用意しておくと、様々な用途に使えて便利です。

ドバイのスーパーマーケット(カルフール、ルルハイパーマーケットなど)では、デーツ(ナツメヤシ)やアラビアコーヒー、香水など、お土産に最適な商品が購入できます。

エコバッグがあれば、これらの買い物が快適になります。

日本語のガイドブックとオフライン地図

ドバイは英語が広く通じますが、日本語のガイドブックがあると、より深くドバイを楽しむことができます。

最近では、電子書籍版のガイドブックも多く販売されており、スマートフォンやタブレットで閲覧できるため、荷物を減らすことができます。

日本語のガイドブックには、レストランの情報、観光スポットの詳細、文化的な注意事項など、有益な情報が満載です。

紙のガイドブックは、ホテルやカフェでゆっくり計画を立てる際に便利で、電子機器のバッテリー切れの心配もありません。

オフライン地図(Google MapsやMaps.meなど)を事前にダウンロードしておくことで、インターネット接続がない状況でも地図を確認できます。

小型のメモ帳とペンも持参しておくと、旅行中の思い出や感想をその場でメモしておけます。

ドバイは、ブルジュ・ハリファ、ドバイファウンテン、ドバイマリーナ、ジュメイラモスク、オールドドバイなど、多彩な観光スポットがあるため、計画的に回ることが重要です。

ガイドブックがあれば、効率的に観光を楽しめます。

まとめ

ドバイ旅行を快適に楽しむためには、パスポートと帰りの航空券、海外旅行保険、支払い手段などの必需品を確実に準備することが基本です。

イスラム文化に配慮した服装を準備することが重要で、公共の場では肩と膝が隠れる控えめな服装を心がけ、モスク訪問時には全身を覆う服装が必須です。

砂漠気候に対応するため、日焼け止め、サングラス、帽子、水分補給グッズは必携で、強烈な日差しと乾燥した空気から身を守ることが重要です。

電子機器については、Gタイプの変換プラグが必須で、インターネット接続の準備やCareem・Uberアプリのインストールなど、ドバイならではの準備も重要です。

支払いは、クレジットカードが広く使えるため、現金は最小限で問題ありませんが、小規模な店舗やチップ用に少額の現金を準備しておくと安心です。

Nolカードやエコバッグ、ガイドブックなど、ドバイ特有の便利グッズを持参することで、現地での体験がより充実したものになります。

本記事で紹介した持ち物リストを参考に、自分の旅行スタイルと予定に合わせた準備を整えて、超高層ビルと砂漠が共存する近未来都市ドバイでの素晴らしい時間を満喫してください。

伝統と革新が融合するドバイでの忘れられない思い出を、万全の準備とともに作り上げてください。

マルハバ(ようこそ)の挨拶とともに、素晴らしいドバイ旅行をお楽しみください。

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