赤道直下に位置するインドネシアは、17000以上の島々からなる世界最大の島嶼国家です。
バリ島の美しいビーチとヒンドゥー文化、ジャカルタの活気ある都市生活、ジョグジャカルタの歴史的遺跡、コモド島の珍しい動物など、多様な魅力が凝縮されています。
日本から約7〜8時間のフライトでアクセスでき、温暖な気候と親しみやすい人々、リーズナブルな物価が、多くの日本人旅行者を惹きつけています。
しかし、快適なインドネシア旅行を実現するためには、熱帯気候への対応、イスラム文化への配慮、衛生環境への備えなど、適切な準備が欠かせません。
本記事では、インドネシア旅行に必要な持ち物を、必需品から便利グッズ、文化対応アイテムまで、詳しく解説していきます。
初めてのインドネシア旅行でも、リピーターの方でも、この記事を参考にして完璧な準備を整え、神々の島と呼ばれるバリ島をはじめとする、インドネシアの豊かな自然と文化での素晴らしい時間を過ごしてください。
インドネシア入国に必要な書類
インドネシアは独立国家であり、入国には適切な書類と手続きが必要です。
日本国籍の場合、観光目的での短期滞在にはビザが不要ですが、いくつかの重要な準備が必要になります。
スムーズな入国審査を実現するために、必要な書類をしっかりと確認しましょう。
パスポートと有効期限
インドネシア旅行において最も重要なのが、有効なパスポートです。
日本国籍の場合、インドネシアへの観光目的での滞在は30日以内であればビザ免除で入国できます。
パスポートの有効期限は、インドネシア入国時に6ヶ月以上残っていることが必須条件です。
この6ヶ月という期間は厳格に適用されるため、有効期限が切れる直前のパスポートでは入国を拒否される可能性があります。
また、パスポートの査証欄に十分な余白があることも確認しておく必要があります。
入国スタンプを押すスペースが必要なため、最低でも見開き2ページ以上の余白があることが推奨されます。
パスポートのコピーを別に持参するか、スマートフォンで顔写真ページを撮影しておくことで、万が一の紛失時にも対応しやすくなります。
インドネシアでは、ホテルのチェックイン時にパスポートの提示を求められることが一般的であるため、常に携帯できるよう準備しておくことが重要です。
また、バリ島からロンボク島やギリ島など、他の島へ移動する場合も、国内線であってもパスポートの提示が必要になることがあります。
入国カードと税関申告書
インドネシアに到着すると、機内で配られる入国カード(Arrival Card)と税関申告書(Customs Declaration)の記入が必要です。
これらの書類は、一人一枚ずつ記入する必要があり、英語またはインドネシア語での記入が求められます。
記入には、パスポート番号、滞在先のホテル名と住所、職業、インドネシアでの滞在日数などの情報が必要になります。
事前にホテルの住所をメモしておくか、スマートフォンに保存しておくことで、機内でスムーズに記入できます。
ボールペンは機内に持ち込んでおくことで、フライト中に落ち着いて記入でき、到着後の入国審査がスムーズになります。
インドネシアへの食品持ち込みには制限があり、肉製品や特定の果物などは持ち込み禁止です。
インスタント麺やお菓子などの加工食品は持ち込み可能ですが、税関申告書に正直に記載する必要があります。
申告せずに持ち込もうとすると、高額な罰金が科される可能性があるため、注意が必要です。
入国審査では、パスポート、入国カード、往復の航空券(Eチケット控え)の提示が求められることがあるため、これらをすぐに取り出せるようにしておくことが推奨されます。
帰りの航空券の確認書
インドネシア入国時には、帰国便または次の目的地への航空券を所持していることが入国条件となります。
往復航空券を予約している場合は、Eチケット控えを印刷して持参するか、スマートフォンに保存しておくことで、入国審査時に提示できます。
復路便の便名、出発日時、航空会社名などを記載したメモを作成しておくことで、口頭で質問された際にも迅速に答えられます。
ホテルの予約確認書も、英語で印刷またはスマートフォンに保存しておくと、滞在先を証明する際に役立ちます。
インドネシアの入国審査は、バリ島などの観光地では比較的スムーズですが、準備をしっかりしておくことで、さらに安心して手続きを進められます。
入国審査官から質問された際には、簡潔に英語で答えることが推奨されます。
虚偽の情報を伝えることは絶対に避け、正直に答えることが最も重要です。
インドネシアの入国審査では、指紋採取と顔写真の撮影が行われることが一般的ですが、これは標準的な手続きであり、特別な準備は必要ありません。
海外旅行保険証
インドネシアは医療水準が地域によって大きく異なり、外国人向けの医療サービスは高額になることが多いです。
海外旅行保険への加入は、安心して旅行を楽しむための重要な準備です。
クレジットカード付帯の保険もありますが、補償額が十分でない場合も多いため、別途手厚い補償の保険に加入することが推奨されます。
特に、傷害治療費用と疾病治療費用の補償額は、最低でも300万円以上、できれば500万円以上のプランを選ぶことが理想的です。
インドネシアでは、食あたりや熱中症、デング熱、交通事故などのトラブルも発生しやすいため、十分な補償がある保険が安心です。
保険証券は印刷して持参し、緊急連絡先の電話番号をスマートフォンに登録しておくことで、万が一の際に迅速に対応できます。
キャッシュレス診療が受けられる保険を選ぶことで、高額な医療費を立て替える必要がなくなります。
また、携行品損害補償や航空機遅延補償なども含まれている保険を選ぶことで、荷物のトラブルやフライトの遅延にも対応できます。
マリンスポーツやダイビングなどのアクティビティを予定している場合は、それらの活動も補償対象に含まれているか確認することが重要です。
熱帯気候に対応する衣類
インドネシアは赤道直下に位置する熱帯気候の国で、一年を通じて高温多湿です。
平均気温は26〜32度程度で、日本の真夏と同様またはそれ以上の暑さです。
適切な服装を準備することで、快適に観光を楽しむことができます。
基本の服装
インドネシアでは、Tシャツやタンクトップ、短パン、ワンピースなど、通気性の良い軽装が基本です。
一年中夏服で問題なく、冬服は一切必要ありません。
綿やリネンなどの天然素材や、速乾性のある化学繊維の服を選ぶことで、汗をかいてもすぐに乾き、快適に過ごせます。
男性の場合、Tシャツとハーフパンツの組み合わせが最も一般的で、ビーチから市内観光まで、様々な場所で適切な服装となります。
女性の場合、ワンピースやマキシスカート、ショートパンツにタンクトップなど、涼しくておしゃれな服装を楽しめます。
インドネシアは観光地であるため、服装に関してはかなりカジュアルで、ビーチサンダルにTシャツというスタイルでも、ほとんどの場所に問題なく入れます。
ただし、室内の冷房が非常に強いことも多いため、薄手のカーディガンやストールを持参することをお勧めします。
ショッピングモール、レストラン、飛行機やバスの車内などは、冷房が強く効きすぎていることが多く、寒く感じることもあります。
着替えの枚数については、短期旅行であれば最小限で問題なく、ホテルで洗濯することも可能です。
インドネシアのホテルには、ランドリーサービスが充実していることが多く、比較的安価に洗濯できます。
速乾性のある衣類を選ぶことで、夜に手洗いすれば翌朝には乾いているため、荷物を最小限に抑えられます。
宗教施設訪問用の服装
インドネシアは世界最大のイスラム教徒人口を持つ国ですが、バリ島はヒンドゥー教が主流です。
モスク、寺院、教会などの宗教施設を訪れる際には、服装に関する規定があるため、適切な服装を準備する必要があります。
・モスクでは、肩と膝が隠れる服装が必須で、女性は髪を覆うスカーフも必要(多くのモスクでは入口で無料レンタルできる)
・バリ島のヒンドゥー寺院では、サロン(腰布)とサッシュ(腰帯)の着用が必要(寺院の入口でレンタルまたは購入可能)
・タンクトップや短パン、ミニスカートは、宗教施設では不適切とされる
大判のストールやスカーフを持参することで、タンクトップの上に羽織ったり、短パンの上に巻いたりして、簡易的に服装規定を満たすこともできます。
バリ島の寺院を訪れる際は、サロンとサッシュのセットを購入しておくと、複数の寺院を訪問する際に便利です。
価格も5万〜10万ルピア(約500〜1000円)程度と手頃で、旅の記念にもなります。
宗教施設は、観光スポットとしてだけでなく、信仰の場でもあるため、文化と宗教を尊重する姿勢が重要です。
適切な服装で訪問することは、現地の人々への敬意を示すことにもつながります。
ビーチリゾート用の服装
バリ島やロンボク島などのビーチリゾートでは、水着やビーチウェアが必需品です。
美しいビーチやマリンアクティビティを楽しむための準備をしましょう。
水着は、日本から好みのものを持参することをお勧めします。
インドネシアでも水着は購入できますが、サイズやデザインが日本人の好みに合わない場合もあります。
女性の場合、ビキニやワンピースタイプなど、好みのスタイルを選べますが、アクティブにマリンスポーツを楽しむ予定がある方は、動きやすいスポーツタイプの水着が適しています。
男性の場合、サーフパンツやボードショーツが一般的で、ビーチだけでなく街中でも着用できるデザインのものもあります。
水着は複数枚持参することで、一枚が乾かない場合でも次の日に困りません。
ラッシュガードは、日焼け防止とクラゲなどの海洋生物から肌を守る役割があり、インドネシアのような紫外線が強い地域では必須アイテムです。
長袖のラッシュガードを着用することで、日焼け止めを塗る範囲を減らすことができ、環境にも優しい選択となります。
ビーチサンダルも必携で、ビーチやプールサイドでの移動に便利なだけでなく、ホテルの部屋からビーチへの行き来にも使えます。
マリンシューズは、シュノーケリングや岩場を歩く際に足を保護してくれるため、アクティブに海を楽しむ予定がある方は持参することをお勧めします。
靴の選び方
インドネシア旅行では、歩きやすいスニーカーやサンダルが基本となります。
都市部では舗装された道も多いですが、田舎や観光地では未舗装の道もあるため、安定感のある靴が推奨されます。
スニーカーは、長時間歩いても疲れにくく、足をしっかりと保護してくれるため、観光の基本となる靴です。
ただし、インドネシアは非常に暑いため、メッシュ素材などの通気性の良いスニーカーを選ぶと快適です。
サンダルは、ホテル周辺のちょっとした外出や、ビーチへの移動などに便利です。
スポーツサンダルやストラップ付きのサンダルであれば、足をしっかりと固定できるため、ある程度の距離を歩くこともできます。
ビーチサンダルは、ビーチやプールサイドでは便利ですが、長時間の観光には向いていません。
雨季(10月〜3月)に訪れる場合は、突然のスコールに備えて、防水性のある靴やサンダルを選ぶと便利です。
新しい靴を旅行のために購入する場合は、必ず事前に履き慣らしておくことで、靴擦れを防げます。
靴擦れができた場合に備えて、絆創膏や靴擦れ防止のテープも持参しておくと良いでしょう。
インドネシアでは、寺院やモスク、一部のレストランで靴を脱ぐ必要がある場合もあるため、脱ぎやすい靴を選ぶと便利です。
暑さ対策と健康管理グッズ
インドネシアの強烈な日差しと高温多湿の気候は、体調管理を難しくする要因となります。
適切な暑さ対策グッズと健康管理アイテムを準備することで、快適に観光を楽しめます。
熱中症や脱水症状、食あたり、デング熱などのリスクに備えることが重要です。
日焼け止めとサングラス
インドネシアは赤道直下に位置するため、紫外線は日本の数倍強く、適切な日焼け対策をしないと、短時間で深刻な日焼けをしてしまいます。
日焼け止めは、SPF50以上、PA++++の最高レベルのものを選び、汗に強いウォータープルーフタイプが理想的です。
インドネシアでも日焼け止めは購入できますが、日本製のものは肌に優しく、使用感も良いため、日本から持参することをお勧めします。
屋外での観光では、2〜3時間おきに塗り直すことが推奨されており、汗をかいた後や泳いだ後は、その都度塗り直すことで効果を維持できます。
顔用、体用と分けて持参すると、より快適に使用できます。
サングラスは、強い日差しから目を守るために必須で、UVカット機能が付いた質の良いものを選びましょう。
インドネシアでは、サングラスをかけることが一般的であり、観光客だけでなく地元の人々も日常的に着用しています。
偏光レンズのサングラスは、水面の反射を抑える効果があり、ビーチやマリンアクティビティの際に特に有効です。
帽子は、直射日光を避けるために重要で、特につばの広いハットタイプは、顔全体を日差しから守ることができます。
キャップタイプの帽子は、カジュアルな観光に適しており、風で飛ばされにくいという利点もあります。
折りたたみ式の帽子を選べば、使わない時はバッグにコンパクトに収納でき、荷物の負担も減らせます。
熱中症対策と水分補給
インドネシアの気温は一年を通じて高く、湿度も80%以上になることが多いため、熱中症のリスクが常にあります。
こまめな水分補給が最も重要で、マイボトルを持参して定期的に水を飲む習慣をつけましょう。
インドネシアのコンビニエンスストア(インドマレットやアルファマート)では、ペットボトルの水が安価に購入できます。
ただし、インドネシアの水道水は飲用には適していないため、必ずミネラルウォーターを購入して飲むようにしましょう。
マイボトルに購入したミネラルウォーターを入れて持ち運ぶことで、いつでも水分補給ができます。
保冷機能付きのボトルを選べば、暑いインドネシアでも冷たい飲み物を長時間保つことができます。
塩分補給のための塩飴や経口補水液も、熱中症予防に効果的です。
長時間の屋外観光や、寺院巡りなどでは、これらを携帯しておくと安心です。
冷却グッズとして、冷感タオルや携帯用扇風機があると、暑さをしのぐのに役立ちます。
冷感タオルは、水で濡らして絞るだけで冷たくなり、首に巻いておくことで体温の上昇を抑えられます。
携帯用扇風機は、首から下げるタイプや手持ちタイプなど、様々な種類があり、外出時の暑さ対策に便利です。
常備薬と胃腸薬
インドネシアの屋台や食堂での食事は魅力的ですが、衛生管理が日本ほど徹底されていない場合もあり、食あたりや腹痛のリスクがあります。
・胃腸薬は必携で、日本から使い慣れたものを持参することをお勧めする
・正露丸やビオフェルミンなど、整腸作用のある薬があると、軽い食あたりには自分で対処できる
・下痢止めも持参しておくと、急な腹痛にも対応でき、観光を続けることができる
頭痛薬、風邪薬、鎮痛剤なども、日本で普段使用しているものを持参しましょう。
インドネシアの薬局でも薬は購入できますが、英語またはインドネシア語での説明を理解する必要があり、また日本のものと成分や効き目が異なる場合もあります。
冷房の効いた室内と暑い屋外を頻繁に行き来することで、体温調節がうまくいかず、風邪をひくこともあります。
虫刺され用の軟膏も持参しておくと、蚊やその他の虫に刺された際に痒みを抑えられます。
インドネシアは熱帯地域であるため、蚊などの虫が多く、特に夕方以降は虫除けスプレーの使用が推奨されます。
デング熱やマラリアなどの蚊媒介感染症もインドネシアでは報告されているため、虫除け対策は重要です。
持病がある方や、定期的に服用している処方薬がある場合は、旅行期間中に必要な量よりも多めに持参し、予備も用意しておくことが推奨されます。
処方薬を持参する場合は、英文の処方箋や診断書を医師に作成してもらい、税関での説明に備えることが重要です。
ウェットティッシュと衛生用品
インドネシアの屋台や食堂では、日本のようにおしぼりが提供されることはほとんどありません。
食事前に手を清潔にするため、ウェットティッシュや除菌ジェルを持参することをお勧めします。
特に、屋台で食事をする場合や、市場を散策する際には、ウェットティッシュがあると便利です。
アルコール除菌ジェルは、手軽に手指消毒ができるため、食事前や公共交通機関を利用した後などに使用すると衛生的です。
小型のボトルを選べば、ポケットやバッグに入れて常に携帯できます。
ポケットティッシュも必携で、トイレでトイレットペーパーがない場合や、汗を拭く際にも使えます。
インドネシアのトイレは、場所によってはトイレットペーパーが設置されていないこともあるため、常にティッシュを持ち歩くことが推奨されます。
また、多くのトイレには手洗い用の小型ホースが設置されており、紙を使わずに水で洗う文化があります。
日本人にはなじみのない方法ですが、現地の習慣として理解しておくと良いでしょう。
生理用品は、日本から持参することをお勧めします。
インドネシアでも購入できますが、日本製のもののほうが品質が高く、使用感も良いためです。
また、予備として多めに持参しておくことで、旅行中に不足する心配がありません。
電子機器と通信手段
現代の旅行において、スマートフォンやカメラなどの電子機器は欠かせません。
インドネシアでも快適にこれらのデバイスを使用するための準備を整えましょう。
適切な通信手段を確保することで、地図の確認、レストランの検索、配車アプリの利用など、様々な場面で便利に活用できます。
変換プラグと電圧の確認
インドネシアの電源プラグは、Cタイプ(丸ピン2本)が主流で、一部でSEタイプ(丸ピン2本で少し太い)も使用されています。
変換プラグは必須アイテムであり、これがなければ電子機器の充電ができません。
Cタイプの変換プラグを用意すれば、ほとんどの場所で使用できます。
マルチタイプの変換プラグを選べば、インドネシア以外の国でも使用できます。
電圧は日本の100Vに対してインドネシアは220Vと大きく異なりますが、最近のスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、デジタルカメラの充電器は、ほとんどが100〜240Vの全世界対応になっているため、そのまま使用できます。
充電器のラベルやマニュアルで「INPUT: 100-240V」という表示があれば、インドネシアでも問題なく使用できます。
一方、ドライヤーやヘアアイロンなど、高出力の電気製品は、日本国内専用(100V)のものが多いため、そのままインドネシアで使用すると故障や発火の原因になります。
ただし、ほとんどのホテルにドライヤーが備え付けられているため、持参する必要はありません。
複数の電子機器を充電する必要がある場合は、USB充電ポートが複数あるマルチポート充電器を持参すると、コンセントの数が限られている場合でも便利です。
延長コードや電源タップを持参することで、ホテルの部屋でコンセントが遠い場所にある場合や、数が少ない場合でも充電環境を整えやすくなります。
インターネット接続の準備
インドネシアは、都市部では高速インターネットが利用できますが、離島や田舎では通信速度が遅いこともあります。
適切な通信手段を選ぶことで、快適にオンラインサービスを利用できます。
ポケットWi-Fiのレンタルは、複数人で旅行する場合や、複数のデバイスを同時に接続したい場合に便利です。
日本の空港で受け取りと返却ができ、インドネシア全域でインターネットが使用できます。
現地SIMカードは、SIMフリーのスマートフォンを持っている場合に利用でき、スカルノ・ハッタ空港やングラ・ライ空港、コンビニ、携帯ショップで購入できます。
Telkomsel、Indosat、XLなどの大手キャリアのプリペイドSIMが一般的で、7日間のデータプランが5万〜10万ルピア(約500〜1000円)程度と非常に安価です。
eSIMは、物理的なSIMカードが不要で、オンラインで購入して設定するだけで使用でき、最近のiPhoneや一部のAndroid端末で利用可能です。
携帯電話会社の海外ローミングサービスも利用できますが、料金が高額になる傾向があるため、事前に料金プランを確認することが重要です。
インドネシアのホテル、カフェ、ショッピングモールなどでは、無料Wi-Fiが提供されていることが多いですが、セキュリティ面でのリスクもあるため、重要な情報のやり取りは避けることが推奨されます。
オフライン地図をダウンロードしておくことで、インターネット接続がない状況でも地図を確認できます。
Google Mapsでは、事前に特定のエリアの地図をダウンロードしておく機能があり、これを活用すればデータ通信量も節約できます。
スマートフォンアプリの準備
インドネシア旅行を快適にするために、いくつかの便利なアプリを事前にインストールしておくことをお勧めします。
インドネシアは、アプリを活用することで効率的に移動やサービスを利用できます。
・配車アプリのGrabは、インドネシアでタクシーやバイクタクシー(Ojek)を呼ぶ際に非常に便利で、料金も事前に確定するためぼったくりの心配がない
・GoJekは、Grabと並ぶ配車アプリで、配車だけでなくフードデリバリーやマッサージの予約もできる
・Google Mapsは、道案内だけでなく、レストランや観光スポットの検索にも使える
Google翻訳アプリは、インドネシア語の看板やメニューを撮影するだけで翻訳できるカメラ翻訳機能があり、インドネシア語が読めない場合に非常に役立ちます。
事前にインドネシア語のデータをダウンロードしておけば、オフラインでも使用できます。
TripAdvisorやFoursquareなどのレビューアプリは、レストランや観光スポットの評価や口コミを確認でき、失敗しない店選びに役立ちます。
通貨換算アプリも、買い物の際に便利です。
XE CurrencyやCurrency Converterなどのアプリをインストールしておくと、インドネシアルピアと日本円の換算がすぐにできます。
モバイルバッテリーとカメラ
インドネシアは暑く、スマートフォンのバッテリー消費も激しくなります。
GPSナビゲーション、写真撮影、SNS投稿、配車アプリの使用など、スマートフォンを頻繁に使用するため、モバイルバッテリーは必携です。
容量は10000mAh以上のものを選べば、スマートフォンを2〜3回フル充電でき、一日中安心して使用できます。
ただし、モバイルバッテリーは航空機の預け入れ荷物には入れられず、必ず機内持ち込み荷物に入れる必要があります。
複数のUSBポートがあるモバイルバッテリーを選べば、スマートフォンとカメラを同時に充電できて便利です。
暑い環境では、バッテリーの劣化が早まる可能性もあるため、高品質なモバイルバッテリーを選ぶことが推奨されます。
充電ケーブルも予備を持参しておくと、断線や紛失のリスクに対応できます。
インドネシアの美しいビーチや寺院、火山などを撮影する機会が多いため、カメラのバッテリーは複数持参することを推奨します。
防水カメラやアクションカメラ(GoProなど)があると、シュノーケリングやダイビング中の美しい海中の様子を記録できます。
インドネシアでは、水中カメラのレンタルサービスを提供しているショップもあるため、購入せずにレンタルするという選択肢もあります。
支払い手段と現金の準備
インドネシアは、キャッシュレス化が進んでいる一方で、現金が主流の場所も多く残っています。
特に、屋台や小規模な店舗、田舎の観光地では現金が必要な場合がほとんどです。
適切な支払い手段を準備することで、インドネシアでの買い物や食事がスムーズになります。
クレジットカード
インドネシアでは、VisaまたはMastercardのクレジットカードが広く使用でき、大型ショッピングモール、ホテル、高級レストランなどで利用可能です。
最低2枚のクレジットカードを持参することで、万が一のカードトラブルにも対応できます。
ただし、インドネシアでは屋台や小規模な店舗、タクシー、バイクタクシーなど、現金のみの場所も多いため、クレジットカードだけに頼ることはできません。
クレジットカードには、海外旅行保険が付帯しているものも多いため、所有しているカードの補償内容を出発前に確認しておくことをお勧めします。
カードの紛失や盗難に備えて、カード会社の緊急連絡先もメモしておくと安心です。
また、クレジットカードの暗証番号を確認しておき、サインレス決済にも対応できるよう準備しましょう。
インドネシアでは、クレジットカードのスキミング被害も報告されているため、カードを使用する際には、店員の手元から目を離さないことが重要です。
ATMを使用する際にも、周囲に不審な人物がいないか確認し、暗証番号を入力する際には手で隠すなどの対策を取りましょう。
現金とインドネシアルピアの両替
現金は、インドネシアにおいて依然として主要な支払い手段であり、特に屋台、市場、小規模な店舗では現金のみが受け付けられます。
日本円をインドネシアルピアに両替する方法は、日本国内の銀行や空港、インドネシア現地の両替所など、いくつかの選択肢があります。
一般的には、インドネシア到着後、現地の両替所で両替するほうが、レートが圧倒的に良いため推奨されます。
スカルノ・ハッタ空港やングラ・ライ空港には、多数の両替所があり、24時間営業のところもあります。
ただし、空港の両替所はレートがやや悪いため、少額だけ空港で両替し、残りは市内の両替所で両替するのが最も賢い方法です。
市内では、公認両替所(Authorized Money Changer)がレートが良く、安全性も高いため、多くの旅行者が利用しています。
バリ島では、クタやスミニャック、ウブドなどに多数の両替所があります。
旅行期間や予定によって異なりますが、1週間程度の旅行であれば、100万〜300万ルピア程度の現金を用意しておくと安心です。
インドネシアは物価が比較的安いため、日本円で1万〜3万円程度に相当する金額で十分です。
高額紙幣(10万ルピア札)は、小さな店舗や屋台では受け取りを拒否されることもあるため、5万ルピア札や2万ルピア札、1万ルピア札などの小額紙幣を多めに持つことが推奨されます。
両替の際には、小額紙幣を混ぜてもらうよう依頼することができます。
また、インドネシアのATMでは、日本のクレジットカードやデビットカードを使用して現地通貨を引き出すこともできます。
国際キャッシング機能が付いたカードを持っていれば、必要な時に必要な金額だけを引き出せるため、大量の現金を持ち歩くリスクを避けられます。
ただし、ATM手数料(1回につき2万〜5万ルピア程度)とキャッシング手数料がかかるため、事前に自分のカードの手数料を確認しておくことが重要です。
チップ文化について
インドネシアには、基本的にチップの習慣はありませんが、観光地では徐々にチップを期待される場面も増えています。
これは、日本やシンガポールとは異なり、アメリカやヨーロッパの影響を受けた習慣です。
レストランでは、サービス料として10%が会計に含まれていることが多く、追加でチップを渡す必要は基本的にありません。
ただし、特別なサービスを受けた場合や、高級レストランでは、2万〜5万ルピア程度のチップを渡すこともあります。
ホテルのベルボーイやハウスキーピングにも、チップは基本的に不要ですが、荷物を運んでもらった場合や特別なサービスを受けた場合は、1万〜2万ルピア程度を渡すことが一般的です。
スパやマッサージでは、サービスに満足した場合、料金の10%程度のチップを渡すことが慣例となっています。
ツアーガイドやドライバーには、一日のツアーが終わった際に、5万〜10万ルピア程度のチップを渡すことが一般的です。
インドネシアのチップ文化は、義務ではなく感謝の気持ちを示すものであるため、サービスに満足した場合に渡すという考え方が基本です。
インドネシア特有の便利グッズ
インドネシア旅行をより快適にするために、現地の環境や文化に特化した便利グッズを準備しましょう。
これらは必須というわけではありませんが、持っていると様々な場面で役立つアイテムです。
熱帯の島国ならではの体験を、より充実したものにする準備をしましょう。
折りたたみ傘とレインコート
インドネシアは熱帯雨林気候で、一年を通じてスコールと呼ばれる短時間の激しい雨が降ることがあります。
特に雨季(10月〜3月)には、午後から夕方にかけてスコールが降ることが多いため、雨具の準備は必須です。
折りたたみ傘は、コンパクトで持ち運びやすく、突然の雨にも対応できます。
インドネシアのスコールは30分から1時間程度で止むことが多いですが、その間は非常に激しく降るため、しっかりとした傘が必要です。
軽量の撥水性ジャケットやレインコートがあると、傘だけでは濡れてしまう激しい雨にも対応できます。
ただし、多くのショッピングモールや建物は屋根付き通路で繋がっているため、雨宿りできる場所も多いです。
速乾性のある衣類を選ぶことで、雨に濡れてもすぐに乾き、快適に旅行を続けられます。
インドネシアの雨は、日本の梅雨のような長時間の雨ではなく、短時間で激しく降るスコールが特徴です。
雨が降り始めたら、カフェやワルン(食堂)で雨宿りしながら休憩するのも、インドネシア旅行の楽しみ方の一つです。
エコバッグとショッピングバッグ
インドネシアでも、環境保護の観点からプラスチック製レジ袋の使用が制限されており、一部のスーパーマーケットでは有料または提供されないことがあります。
エコバッグを持参することで、買い物が便利になるだけでなく、環境保護にも貢献できます。
折りたたみ式のコンパクトなエコバッグを、メインバッグの中に入れておけば、急な買い物にも対応できます。
インドネシアは、バティックやシルバーアクセサリー、木彫り品など、お土産が豊富で、つい買いすぎてしまうこともあります。
大きめのトートバッグやショッピングバッグがあると、複数の店舗で購入したものをまとめて持ち運べます。
特に、市場での買い物では、ビニール袋に入れてくれることもありますが、破れやすいこともあるため、丈夫なエコバッグがあると安心です。
また、濡れたタオルや衣類を入れるための防水性のあるバッグやジップロックも持参しておくと、他の荷物を濡らさずに済みます。
複数のサイズの密閉袋を用意しておくと、様々な用途に使えて便利です。
虫除けスプレーと蚊帳
インドネシアは熱帯地域で、蚊やその他の虫が多く生息しています。
特に、デング熱やマラリアなどの蚊媒介感染症のリスクもあるため、虫除け対策は非常に重要です。
虫除けスプレーを持参することで、不快な虫刺されを防ぎ、快適に屋外活動を楽しめます。
特に、デング熱を媒介するネッタイシマカは、日中も活動するため、朝から夕方まで虫除けスプレーの使用が推奨されます。
日本製の虫除けスプレーは効果が高く、肌に優しいものも多いため、持参することをお勧めします。
インドネシアでも虫除けスプレーは購入できますが、効果や成分が異なる場合があります。
宿泊施設によっては、蚊帳(モスキートネット)が設置されていない場合もあるため、心配な方は携帯用の蚊帳を持参することも検討できます。
ただし、ホテルやリゾートでは、通常は蚊帳や虫除け設備が整っているため、バックパッカー向けの安宿に泊まる場合以外は、蚊帳の持参は不要です。
長袖シャツや長ズボンを着用することも、虫刺され予防に効果的です。
特に、夕方以降や森林地帯を訪れる際には、肌の露出を控えることが推奨されます。
虫刺され用の軟膏も持参しておくと、万が一刺された際に痒みを抑えられます。
まとめ
インドネシア旅行を快適に楽しむためには、パスポートと入国書類、海外旅行保険、支払い手段などの必需品を確実に準備することが基本です。
熱帯気候に対応するため、通気性の良い軽装を基本としながら、宗教施設訪問用の服装や冷房対策の羽織りものも準備する必要があります。
暑さ対策として、日焼け止め、サングラス、帽子、水分補給グッズは必携で、強い日差しと高温多湿の環境から身を守ることが重要です。
電子機器については、Cタイプの変換プラグが必須で、インターネット接続の準備やGrabアプリのインストールなど、インドネシアならではの準備も重要です。
健康管理の面では、常備薬、胃腸薬、虫除けスプレー、衛生用品などを準備し、食あたりや熱中症、デング熱などのリスクに備えることが推奨されます。
折りたたみ傘やエコバッグ、虫除けスプレーなど、インドネシア特有の便利グッズを持参することで、現地での体験がより充実したものになります。
本記事で紹介した持ち物リストを参考に、自分の旅行スタイルと予定に合わせた準備を整えて、美しいビーチと豊かな文化が楽しめるインドネシアでの素晴らしい時間を満喫してください。
神々の島バリ島をはじめとする、17000以上の島々からなるインドネシアでの忘れられない思い出を、万全の準備とともに作り上げてください。
スラマット・ジャラン(良い旅を)の挨拶とともに、素晴らしいインドネシア旅行をお楽しみください。

